映像IoTシステム 導入事例
360度カメラを使った物流倉庫安全管理の映像DXソリューション
- AI技術
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- 映像ソリューションDX
- 画像処理技術
- リアルタイム
- 物流倉庫
- 安全教育
- 倉庫内安全監視
- 安全行動
- 指導教育
- 交差点
- 作業員
- フォークリフト
- 指差確認
- 停止
- カメラ
- 音声警告
- プロジェクタ
概要
物流倉庫内の荷役において、安全確認の標準手順の逸脱・不実施は、人身事故やお客様からお預かりしている荷物の損傷の要因となります。SBS東芝ロジスティクス株式会社様では、標準手順の履行の監視と実施状況の評価を機械により支援し、「安全に作業ができ、安心して荷物を預けられる倉庫」を実現したいと考えていました。
これを実現するために東芝テリー株式会社は現場にカメラを設置し、画像処理技術およびAI技術を用いて、作業者に負担をかけず、作業員の安全行動をデータ化し、「見える化」するシステムを構築しました。これにより、安全管理者が、個人個人の意識度合い(順守率)を定量的に把握し、指導教育と連携させることで、安全への意識を高い水準で維持できるようになりました。
Before
倉庫内安全監視について、下記のような課題がありました。
- 作業員・フォークリフトは交差点の指定のラインにおいて、一時停止、指差呼称などの手順を行うことが標準手順(ルール)です。この標準手順を、庫内作業員はもとよりご見学者・ご訪問者に常時意識し守っていただくことが課題でした。
- 庫内作業員に対する安全パトロール教育に加え、適時に警告・周知する仕組みが不足していることが課題でした。
- 標準手順を逸脱した行動の実績データを把握して、一定数の標準手順逸脱がカウントされたらば、安全教育を適時実施するなど、標準手順の徹底した周知と順守が課題でした。
After
交差点上に設置したカメラの映像から、独自のAI技術を用いて、作業者の一時停止、指差呼称の有無、フォークリフトの一時停止の有無を高精度で識別できます。(特許出願中)
一時停止をしない、指差呼称確認をしない、などの標準手順(ルール)の逸脱を検知すると、パトランプを点灯させると共に、「一時停止をしてください」などリアルタイムに音声警告を行います。
さらに、作業員が対象エリアに侵入すると、プロジェクタにより、通路に「STOP!」などの警告メッセージを床面にマッピング投影して、作業者に一次停止、指差確認を促します。
交差点など対象エリアに作業員が侵入すると、「STOP!」をマッピングして一時停止を促します。
一時停止した後に指差確認に行わないと
「指差確認をおこなってください」と音声警告します。
安全確認に関する標準手順の実施状況をIoTサーバに記録して、時系列に沿ったトレンドの見える化を可能にしました。標準手順の実施状況が、ブラウザで確認できます。
一日当たりの安全確認に関する標準手順の違反者が一定以上に達すると、安全管理者にアラートメールを送ることもできます。
これにより、AIによる庫内作業員への24時間365日での安全確認に関する標準手順の実施状況の効果を「見える化」して、庫内作業員に周知できます。個人個人の意識度合い低下し、安全確認の順守率が下がってきたら安全教育を実施するなど、改善のPDCAが回せるようになります。「安全に作業ができ、安心して荷物を預けられる倉庫」を実現できるようになります。
SBS東芝ロジスティクス株式会社では、「安全に作業ができ、安心して荷物を預けられる倉庫」をお客様にご提供するために、順次各倉庫に展開していく予定です。
※本事例はSBS東芝ロジスティクス株式会社様との共同開発にてSBS東芝ロジスティクス株式会社様倉庫に導入されたものです。
■ SBS東芝ロジスティクス株式会社様の事例紹介はこちらから
(物流事例紹介:AI活用の検知警報システムによる庫内事故防止策)
https://www.sbs-toshibalogistics.co.jp/sbstlog/solution/case_014/
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