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表面探傷スコープが VISION Award 2024 グランプリを受賞

2024年10月15日

東芝テリー株式会社は、2024年10月8日～10日にドイツ・シュトゥットガルトで開催された展示会「VISION 2024」に出展しました。

本展示会に合わせ「VISION Award 2024」が行われ、世界60社を超える応募の中から、弊社の表面探傷スコープ「SFD240305A」を含む5社の製品が最終候補にノミネートされました。
会期2日目の10月9日(現地時間)にノミネート5社によるプレゼンテーションが行われ、弊社は海外営業担当が本製品についての説明を行いました。その後の審査発表にて「Toshiba Teli Corporation」の名が掲げられ、弊社が見事グランプリを受賞しました。

受賞後の弊社コメント

長年マシンビジョンに関わってきていますが、この度はとても栄誉ある VISION Award の受賞をすることができ大変光栄です。IMVE Vision Award Jury memberとマシンビジョン市場に関わる皆様、そして表面探傷スコープ開発チームへの感謝を申し上げたい。

この表面探傷スコープを開発した切っ掛けは、お客様から多様な検査の相談を受けてきた経験の中で、熟練技術者の目で判別できるキズでもこれまでの一般的なマシンビジョンシステムでは判別ができない細かいキズの相談がいくつも有りました。例えば車のボディーのかすかな傷、眼鏡のガラスなどの微細なキズの認識など一般的なマシンビジョンでキズを認識する事が困難な場合がありました。東芝研究開発センターではそのようなキズのエッジを目立つようにする技術を開発し、その技術をベースに私たち東芝テリーが専用の光学系とマシンビジョンカメラを組み合せる事でこれまで判別が難しかったキズの認識ができるようになりました。それは熟練の技術者でも判別が難しいキズ迄も判別ができる場合もあります。今後は様々なキズやゴミの判別用途での採用が期待されます。

この技術は我々東芝テリーだけでなく、マシンビジョンシステムに関わる人たちにも利用して頂ける技術だと思っています。今後もマシンビジョン市場は大きく飛躍するでしょう。私達の技術が少しでも世の中に貢献することを願っています。

私達はこの表面探傷スコープを更に発展させる準備をしていますので期待をしてください。

最後に、改めて関係する皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございます。

2024年10月9日
東芝テリー株式会社
糸川新一