インテリジェント画像解析システム

ID1100 / ID2000 シリーズ

画像解析システム ID1100 / ID2000 シリーズ
画像をクリックすると、赤枠内の動画を表示します。

独自の画像解析アルゴリズムを適用した高度な映像監視ソリューションにより、セキュリティ監視システムの高度化・高効率化を実現します。

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特長

  • カメラの種類を問わずシステム構築が可能。
    アナログカメラ、ネットワークカメラはもちろん、デイナイトカメラ、旋回カメラなど、様々なカメラから映像を取り込み、それらを混在させた状態で最大8台の同時画像処理が可能です。
    ※ ID1104/ID2004は最大4台。
  • 完全自社製の画像解析アルゴリズム採用で、様々な屋外環境下でも高精度な検知が可能。
    海面の波や照り返し、風による揺れなどの環境要因を排除して的確な検知・追跡を行なう「環境適応型学習アルゴリズム」、従来の動体検知と同時に停止物も的確に捉えて、不審物の置き去り・持ち出しを検知可能にする「画像空間解析アルゴリズム」を搭載しています。
  • プラグイン感覚で既存システムへのアドオンが可能。
    既存の映像監視システムにアドオンするだけで、容易にシステムアップが可能。調整項目のミニマム化により、スピーディーな導入・運用開始が図れます。
  • 検知対象の識別、特定対象の検知・追跡が可能。
    対象物のモデルを登録(最大5種類)することで、検知・追跡した対象と登録データを照らし合わせてチェックし、リアルタイムに識別します。また、登録した 監視エリア内の対象物のみを検知対象としたり、特定の対象物のみを捉えて、検知・追跡を行なうことも可能です。
  • 混雑状態の検知・把握が可能。
    検知アルゴリズムの応用により、画像内の変動を捉えて混雑状態を判断することが可能。従来のセキュリティ監視用途のほか、店舗内や駅構内の状況把握による入場規制等にも活用できます。
  • 録画映像の外部保存が可能。※1
    簡易録画表示画面から、検知前後を含む録画映像を保存し、動画データ※2として持ち出すことができます。
    ※1 I D2000シリーズのみ
    ※2 AVIファイル(1ファイル最大2GB)
  • IDシリーズの画像処理機能をソフトウェア開発キットとしてご提供可能。(別売品)
    IDシリーズの検知/解析機能を部品化し、「画像処理SDK」(Software Development Kit)としてご提供することが可能です。本SDKを使用して、IDシリーズの高度な動体検知機能/追跡機能を、お客様(ユーザ様)自身の製品へ組み込むことができます。
    (詳しくは営業担当者にお問い合わせください。)

仕様

ID1100 / ID2000シリーズ 仕様の表
型名 ID1104 ID1108 ID2004 ID2008
動作環境 OS Microsoft® Windows®10
CPU Core™2 Duo
2.13GHz相当以上
Core™2 Quad
2.66GHz相当以上
Core™2 Duo
2.13GHz相当以上
Core™2 Quad
2.66GHz相当以上
メモリ 2GB 4GB 2GB 4GB
ハードディスク 80GB以上 80GB以上 80GB以上 160GB以上
PCIスロット 2スロット以上
画面サイズ XGA(1024×768)
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
映像入力条件 最大カメラ接続台数 4台 8台 4台 8台
入力コネクタ BNC
入出力
インピーダンス
75Ω不平衡
入力信号 NTSCコンポジットビデオ信号
解像度
(画像サイズ)
QVGA(320×240)
外部入出力
条件(接点)
画像キャプチャ
フレームレート
10FPS以上
入力数 16点(4点/CH) 32点(8点/CH) 16点(4点/CH) 32点(8点/CH)
入力信号
(絶縁)
フォトカプラ絶縁
出力数 16点(4点/CH)
出力信号
(絶縁)
高電流オープンコレクタ

主な機能

※本仕様は予告なく変更となる場合があります。

動体検知機能 
※ID1100シリーズは動体検知機能、停止物検知機能、混雑検知機能のいずれかを選択

任意のカメラで撮影した画像から、動体を安定的に検知。単独物体のほか、複数物体の同時検知も可能で、検知対象の影を排除し、より的確な検知を実現。また、夜間や低照度下では処理に適した画像へ補正し、木の揺れや波、日の照り返しなどの外乱に対しては、入力画像に基づく学習を常に実施して検知精度を高めています。

動体検知機能イメージ画像

停止物検知機能 
※ID1100シリーズは動体検知機能、停止物検知機能、混雑検知機能のいずれかを選択

単体で停止状態の物体、および複数の対象の同時検知が可能。

混雑検知機能 
※ID1100シリーズは動体検知機能、停止物検知機能、混雑検知機能のいずれかを選択

画像内の変動を捉えて、人や車等の混雑状態を検知可能。駅や道路の混雑を把握することで、安全確保をサポートします。

混雑検知機能イメージ画像

検知対象追跡機能 

画像内で検知した対象を追跡して移動軌跡を表示。複数対象も個々に追跡が可能。

検知対象推定機能 
※ID2000シリーズのみ

登録したモデル情報(最大5モデル)に基づき、検知対象の特徴から対象物を推定。

検知対象位置推定機能 
※ID2000シリーズのみ

登録した監視エリア情報に基づき、エリア内に出現した対象のみを検知。

検知通知機能 

検知発生および障害発生を画面表示。検知・追跡実施時には音声で通知。

ロギング機能 

システムログ、動体および停止物の検知・追跡ログ、混雑検知ログ、パラメータ変更ログを蓄積可能(最大9,999件)。蓄積したログ・画像の検索/表示、外部保存も可能。

<ログ画面>
<ログ画面>

検知画像保存機能 

動体/停止物を検知したタイミングで検知結果画像を静止画で保存。

追跡画像保存機能 

動体/停止物の追跡開始と同時に、追跡結果画像を静止画で定周期に保存。
※追跡結果画像、拡大画像、残像画像、合成画像の何れかを選択。

簡易録画機能 
※ID2000シリーズのみ

検知前後を含む連続した画像を蓄積。検知ログと連動して動画再生が可能。

外部接点入力出力機能 

接点入力信号により、外部出力マスクや画面切り換えが可能。
アプリケーション稼動中や動体/停止物の検知時などに接点信号出力が可能。
※本機能の提供には、接点入出力ボードの実装が必要です。

プライバシーマスク機能 

画像中の非検知エリアをマウス操作だけで設定可能。画像処理の実行中でも、処理を停止することなく監視画面上からマスク編集が可能。

<マスク設定画面>
<マスク設定画面>

設定機能 

検知・追跡および推定機能などのシステム動作設定が容易に可能。パラメータのカスタマイズ化にも対応。

自己診断機能 

入力信号の健全性を検知し、入力映像異常として出力することが可能。

行動解析用データ出力