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産業用カメラ展 (OPIE’21内) ご来場の御礼とご報告

東芝テリーブース
東芝テリーブース

2021年6月30日(水)~7月2日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催されました、OPIE'21内の「産業用カメラ展」に出展し、USB3インターフェースを採用した産業用カメラ2機種の展示を行いました。

多くの皆様にお立ち寄りいただきましたことを、心より御礼申し上げます。

<ブース紹介動画>

展示品のご紹介

① 第4世代「Pregius S」24.5MPでCマウントを実現 ~ BU2409MG(新製品)

ソニー株式会社製CMOSセンサ「Pregius」の第4世代目となる、裏面照射型の2,447万画素(24.5MP) センサ「Pregius S」を搭載したカメラ「BU2409MG(白黒モデル)」にて、可視(白色)光と近赤外(NIR)光を同時に使用し撮影した映像で、それぞれの写り方を比較するデモンストレーションを行いました。

「BU2409MG」の分光感度特性は、400nm以下から1000nm以上まで延びており、光の波長による被写体の見え方の違いを活かす撮影が出来ます。

デモンストレーションでは、まず「BU2409MG」の2,447万画素という高画素性能により、被写体である切手デザインの詳細が鮮明に映し出されることを確認いただきました。
同時に、近赤外光により印刷のインクの一部が消えて映し出されたり、可視光では透過しない色の濃い液体が、近赤外光では透過することにより、液体内部の異物検査が出来る様子を映像としてご覧いただきました。

このように、光源を変えることで、1台のカメラで複数の検査が行えます。

第4世代「Pregius S」24.5MPでCマウントを実現 ~ BU2409MG(新製品)

【使用した製品・ソフトウェア】

【説明パネル資料のダウンロード】

第4世代Pregiusの24.5MPでCマウントを実現

② RGB+NIR 5MP CMOSカメラ(参考出品)

可視光波長域と近赤外線(NIR)波長域の同時撮影が可能な、533万画素(5.3MP)CMOSセンサを搭載したRGB+NIRカメラを使用し、特長のあるデモンストレーションを行いました。

まず、カラー(RGB)映像(表示画面左)で印刷物(切手)の目視検査を普通にできることを確認いただくのと同時に、近赤外線(NIR)映像で一部のインクが消えることにより、印刷の裏に隠れたフィルムや台紙のキズなどを調べる目視検査が同時に行えるのが確認できます。
液体の検査を仮定し、透過光を利用した撮影において、可視光では透明な液体が普通に透過し、コーヒーなどの色の濃い液体は透過せず暗く撮影されます。これに対し、近赤外光を使用した透過光を利用すると、色の濃い液体でも透過して中身がよく見える撮影ができます。

本カメラでは、先のBU2409MGのように広い分光感度を持つカメラとは違い、センサ上のカラーフィルタの一画素を近赤外線域用に割り当てる作りであることから、1つのセンサでカラー映像と近赤外線映像を同じ画角で同時取得が可能となり、2台のカメラを用いるよりも正確に、通常撮影から特殊撮影ができます。このカメラにより、システム、装置の小型化・高精度化に貢献できます。

【応用例】 カラー(可視光)映像でアライメント調整、NIR映像で加工のリアルタイム検査、など

RGB+NIR 5MP CMOSカメラ(参考出品)

【使用した製品・ソフトウェア】

  • RGB+NIRカメラ(参考出品)
  • 専用ビューワソフト

【説明パネル資料のダウンロード】

RGB+NIRカメラ

お忙しい中、大勢のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

※Pregius、Pregiusロゴ、Pregius SおよびPregius Sロゴは、ソニー株式会社の商標です。

※掲載の会社名およびロゴ、名称は、各社における商標または登録商標の場合があります。

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